 |
思春期にきびについて |
|
●「思春期にきび」とは?
「思春期にきび」とは、文字通り、中学・高校生時代の10代の思春期にできるにきびのことをいいます。顔中に散らばってできやすいのが思春期にきびの特徴です。
20歳をすぎてからのにきびは「大人にきび」「アダルトにきび」と呼ばれ、にきびを引き起こす原因も違うことから、思春期ニキビとは区別されています。
|
 |
なぜ、思春期にはにきびができやすいのでしょうか? |
|
●思春期はホルモンのバランスが急激に変化することから、にきびが出来やすくなります。
にきびは、中学生・高校生の頃にできやすいために「青春のシンボル」などと呼ばれます。さて、この青春のシンボルのにきびは、なぜ思春期のこの時期にできやすいのでしょうか?
それには、ホルモンが深く関係していると言われています。
思春期のこの時期は、性ホルモンのバランスが急激に変化を見せる頃。
思春期になると、皮脂の分泌を盛んにしてしまう男性ホルモンのアンドロゲンが活発に働いてしまうことが、思春期ににきびができやすい一因となっています。
男性ホルモンと言っても、これは、男性だけに分泌されるものではありません。
アンドロゲンは、女性の体内にも元々存在しているもので、男女を問わずに影響を与えるホルモンなのです。
その他にも、甘いものの食べ過ぎや化粧品の油分、不十分な洗顔なども思春期にきびの原因となっています。
|
 |
思春期にきびはこうして発症します! |
|
●思春期にきびの原因は、皮脂の過剰分泌。毛穴を塞がないケアを!
大人にきび(アダルトにきび)は、お肌の乾燥や心的なストレス等々、様々なことを原因としていますが、思春期にきびの場合は皮脂の過剰分泌が原因となります。
皮脂腺でつくられた皮脂は、
本来であれば、出口である毛穴を通って皮膚の表面に広がっていきます。
しかし、この皮脂の分泌量が過剰になってしまうと、
排出しきれない皮脂が毛穴の中に溜まりはじめます。
そこに、角栓と呼ばれる、不要になった角質と皮脂が混ざり合ったもので毛穴にフタがされてしまうとにきびが発生してしまうのです。
こうして出口を塞がれて溜まってしまった皮脂は、アクネ菌の大好物です。
アクネ菌は、このようにして角栓で閉じこめられてしまった皮膚を栄養として繁殖。
にきびの炎症を引き起こしてしまうのです。
にきびをつくらないためには、毛穴をきれいにしておくことが大切なのです。
|
 |
思春期ニキビをつくらないために! |
|
●それでもできてしまうのが思春期にきび・・・
これだけは心がけてみましょう!にきびの数は確実に減りますよ!
●しっかりと洗顔をして、清潔を保つこと!
●油分を控えたスキンケアをすること!
●ファンデーションはなるべく使わない。使用するときはパウダータイプに!
●乳液やクリームはなるべく使わず、ノンオイルのジェルで保湿してあげましょう。
●目元や口元など、どうしても乾燥が気になる場合は、その部分だけに乳液を!
●甘いものの食べ過ぎはやめましょう!
思春期は特にニキビができやすい時です。気になるからと言って、むやみにニキビに触らないようにしましょう。炎症が治まりにくくなるばかりか、悪化してにきび跡を作ることになってしまいます。ニキビができてしまっても、いじったりするのはじっと我慢です!
|